『アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代』展 関連レクチャー(12/23)

『アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代』展 関連レクチャー 第3回
「東南アジアの民衆演劇運動とマレーシア現代演劇:ファイブ・アーツ・センターの活動から」
講師:滝口 健(ドラマトゥルグ、翻訳家)
日時:2018年12月23日(日曜日)14時30分~16時(開場14時)

レクチャー内容


東南アジアを中心に、一時期大きな影響力を持った民衆演劇運動。しかし、マレーシアにおける動きはあまり取り上げられてきませんでした。今回のレクチャーでは、1984年から活動を続けるアーティスト・コレクティブ、ファイブ・アーツ・センターの活動を分析することで、マレーシアの現代演劇を地域的な文脈の中に位置づけ、その理由を探ることを目指します。また、同時代のマレーシアと周辺国の状況を比較することで、当時の東南アジアにおける民衆演劇運動とはどのようなものであったのかが浮かび上がることでしょう。


講師
滝口 健(ドラマトゥルク、翻訳者)

1999年から2016年までマレーシア、シンガポールに拠点を置き、国際交流基金クアラルンプール日本文化センター副所長、劇団ネセサリー・ステージ運営評議員シンガポール国立大学英語英文学科演劇学専攻リサーチフェローなどを歴任。近著にExcavations, Interrogations, Krishen Jit & Contemporary Malaysian Theatre (Kuala Lumpur: Five Arts Centre, Singapore: Epigram Books, 2018、共編著)など。現在、世田谷パブリックシアター勤務。東京藝術大学大学院非常勤講師。PhD(シンガポール国立大学)。

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